先輩社員から一言

入社して今年で１０年となりましたが、ずっと事務職でありながらも様々な業務を経験させていただいています。

　某商業施設の施設担当では、営業部の希望する什器を業者に手配する仕事を。その後に配属になったプロジェクト担当のアシスタントとしては、会議の準備やデータ分析を。出産・育児休暇を１年取得後に復帰した某商業施設の設備担当では、勤務記録の管理や用土品の管理を。その後は某商業施設の施設担当に戻り、現在に至ります。

　業務は配属先によって様々でしたが、どこも職場環境に恵まれ、その時々の上司や先輩方が丁寧に面倒を見てくれた為、仕事もすぐに覚えることができました。

　最初の配属先にいた頃には、「これで自分はキャリアを積んでいる事になっているのだろうか」と思ったこともありましたが、異動を経験してからは確実にキャリアを積んできているという実感があり、経験を活かしながら目の前の仕事に取り組めるようになりました。

　現在の施設担当のお仕事では、営業部や取り組み先の方々からの依頼にお応えできた時に頂ける感謝の言葉が何よりの喜びです。当日依頼は困難な事が多いのですが、なんとか応えられた時にお礼を言ってもらえると達成感があります。

　年間を通してみると夏と冬に開催されるセール前が今の業務で一番の繁忙期となります。各営業部から膨大な数の什器の借用依頼が廻ってきますが、そのすべてを素早くチェックし、業者に手配をかけます。セール初日に何事もなくオープンできた時は、それまでの頑張りが報われる思いになります。

　日々の業務では上司から指示された仕事をただやるのではなく、背景やその先に予想される事を考え応えるように心がけています。そうして応えた結果は上司の手間が省ける事も多いので、喜んでもらえると、私もやって良かったと思います。

　現在は、時間短縮勤務で働いています。出産・育児休暇取得も合わせて、社内では初めての利用者です。女性社員の少ない会社ではありますが、取得の際には献身的に社内制度を整えていただきました。配属先にも理解が深まっており、残業にならないよう配慮していただき、退社前には残りの業務を引き継がせていただいております。女性だと、結婚や妊娠を機に仕事を辞めなくてはいけないのではないか、育児休暇後は復帰できないのではないかなどの不安がつきまといます。しかし、私が後に続くであろう後輩の為にも実績を積み上げ、女性でも働きやすい職場であることを示していきますのでご安心ください。

　もう一つの目標は、女性社員として定年まで勤めあげることです。男性社員は何人も定年まで働いている方がいます。働いている時は育児から解放される為、生活にメリハリがあり、今の生活が自分には合っているので、このまま定年まで続けていきたいと思っています。